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シェアブックス スタッフが送るたわいもない日記
2015年約束の日。
今年で何回目かは知らないが、僕は4回目の約束の日。
この新春登山を毎年1月のブログに載せているが、何となく今年は書くのをやめようと思っていた。
そんな事は知る由もない自称リーダーの蒲池が「ブログ楽しみにしてるから」と熊本滞在の間、幾度となく言ってくる。。まあ、楽しみにしている人がいるのなら書く事にしよう。
今年は載せるつもりなかったので、ブログ用の情報を収集していない。
だが、カメラマンの林が参加していて写真をいっぱい撮っていたので、それをベースに書く事にした。

※長文&写真いっぱいです。時間がある時にお茶でも飲みながらどうぞ。
※写真はクリックすると拡大出来ます。

僕と長谷川は元旦に羽田から飛行機で帰省した。
熊本空港で10人乗りスタッドレスタイヤ装備の車をレンタルして、次の日に備えた。
朝の4時半に大津の道の駅に集合する事になり、正直早いなと思ったが、頑張って早起きして道の駅へと向かう。
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みんな時間通りに集合して、意気揚々と車に乗り込んだ。

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今回の参加者は男7人女3人の合計10人。
10人全員を乗せた車は車内の喧騒をよそに暗闇の中を粛々と進んでいく。

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到着して車外に出ると雪がちらついていた。あまりの寒さに声が裏返る。
手足が冷えに冷え、アウターのジッパーを上げるだけでも一苦労だ。

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まだ暗いので、明るくなるまで待機することに。
この緊張感のある静けさがなんともいえない。

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待機している間は、世間話したり写真を撮ったりとソワソワしながら過ごし、興奮を隠しているつもりが隠せていないバカ丸出しの愛らしい熊本人達と戯れる。

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皆で出発前の集合写真を撮り、準備万端!さあ、今年も出発だ!
左上から てっちゃん・清水・蒲池・僕・長谷川・りょう君・林
左下から カチャン・福田・はるちゃん

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文明を背にし、より自然に近づいて行くこの瞬間が堪らなく好きだ。

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登山届を出す


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新春のフレッシュな空気を吸いながら、久しぶりに再会した仲間達と近況を報告しあう。

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早朝の沈黙した山が白く輝き、木々達も落ち着いているように見えた。

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飽きる事がない冬景色

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自称リーダーの蒲池 変な雑学に妙に詳しく、相変わらず面白い男だ。
噂の○○疑惑をどう払しょくするかが今後の課題である。

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冬山独特の冷気が鼻の奥をツンとぬけていき、生きている事を強く実感できる。

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何故だろう、子供の頃の記憶が蘇る。


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とても静かな道


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余計な事は何も考えずに一歩一歩雪面を踏みしめて登る。
僕にとって登山は一番無の状態に近づける。

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周りを取り巻く山々は冷ややかな沈黙で僕等を脅かす。


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一方で都会では味わえない安心感もここにはある。


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法華院温泉山荘で昼食をとる事に


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つらら


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この野性味溢れた男らしい『お手て』はおそらく、、いや間違いないだろう。奴の手だ。絶対王者清水
これで今回も防衛成功です。勿体ないのでまだ殿堂入りは見送ります。(内輪ネタですw)

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カップラーメンとおにぎりで空腹を満たす

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昼食後、外に出てみると風と雪が強くなっていて、この先の悪天候を予測するには充分だった。

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歩幅を小さくして一定のテンポで登っていく。


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雪深く傾斜がある所は力強く登る。


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絶対王者 三冠王 MVP泥棒 あわてん坊の偽サンタ (内輪ネタですw)

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カチャンが制作してきたyakusokunohiプレート。これナイスだったね!

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わっ!


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わわっ!なんだこの存在感は! カメラマン林 近いねMVP
個人的にこの写真はかなり気に入りました。

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雪と風はしだいに強くなり、みるみるうちに吹雪になった。
見える限りに人工物はおろか生物の痕跡もなく、「生」を強く意識させられる。
何百年もの間、おそらく変わることなく繰り返されてきた風景の中に僕等はいる。
いたってシンプルな世界で、冬山独特の恐怖感が心地よい。

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とりあえず目標である、すがもり越えに到着した。
ここからさらに上を目指すか話し合ったが、天候も芳しくないので、下山する事にした。

ここをクリックするとYouTubeに飛びます
下山開始直後の強風動画 長谷川撮影


下山開始直後に突然強風に襲われた。
風は恐ろしい轟音を発しながら、容赦なく攻撃してくる。
皆、風に背を向け、露出している肌の部分に風が当たらぬようあたふたしているが無駄な抵抗である。
どうする事も出来ずに体温は急激に奪われ、思考は空回りし、立っているのがやっとの状況だった。
一瞬風がやみ、一呼吸つくと心臓がどくどくなっていた。
ようやく落ち着いて安心したのもつかの間、ゴォーという轟音と共に再び静寂が破られた。
僕は目の部分だけ露出していて、一瞬で肌が割れるかと思う程冷却された。本当にギリギリだった。
実際は4.5分程だったと思うが、僕にはとてつもなく長時間に感じ、寒さが何か生き物のように感じられた。この状態が何時間も続いたら、凍傷を負う事になるのだろう。。
自分の行動限界で窮地に陥った時、自分が何を感じるかを知りたいと常々思っていた。
今回窮地という程ではなかったが、困難な状況で何を感じたかというと…何かを悟る余裕等どこにもなく、ただただ寒くて痛かった。僕なんか所詮その程度の人間なんだなと妙に納得できた。
雪に慣れている長谷川とカチャンはゴーグルを装着していて平気そうだった。なんと用意の良い奴らだ。
長谷川にいたっては、この皆が苦しんでいる姿を笑いながら動画撮影していた。
来年は絶対ゴーグルを持って行こうと、歯を食いしばり心に誓った。

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降る


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結局一日晴れ間は見えなかったが、心は晴れ晴れとしていた。
この新春登山で何を感じ何を考えるか、もちろん各々感じ方は違う。
その感じ方に正解、不正解などない。そもそもそんな次元の話ではない。
何故冬山に登るのか?と聞かれる事があるが、そんなの答えようがない。僕にはそれを表現する言葉は思い浮かばない。
だが登った者にしか分からない感情と経験がそこにはあり、その経験は確実に自分の糧となる。
それは暖房の効いた部屋でお菓子でも食べながらゴロゴロしていた方が楽に決まっている。
だがそれでは、刺すような恐怖心や体の芯から笑う様な経験は出来ないだろう。
その様な体験は本当に清々しいことで登山の大きな魅力だと思う。
僕は生命体として自分なりにでも好奇心旺盛に生きたい。ただそれだけだ。
今年も気を使わない仲間達と新春の山に登って、誰も怪我する事なく無事に下山できた。
普段は欲深く生きているが、この新春登山ではそれだけで十分だ。

この様な環境にいる僕の人生と、それを提供し共有してくれる友人達に感謝したい。
これで2015年も頑張れそうだ。

ということで、
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