MENU
PCサイトを表示
シェアブックス スタッフが送るたわいもない日記
今年の夏も暑かったですね。
そんな暑かった夏の買取りの中から印象に残ったものを。

港区の白金からCDとDVDの買取依頼が入った
到着した家はもの凄く立派な家で僕は少し圧倒された。
重厚な玄関にあるハイテクなインターフォンを押すと地下のガレージに向かうように言われ、ガレージの前で待っているとシャッターがゆっくりと開き、僕は恐縮しながら中へと入っていった。
車が5.6台は入りそうなガレージの片隅に買取品であるCDとDVDが大量に置いてあった。
持ち帰り査定だったので、商品を片っ端からダンボールに詰めて台車で車まで運ぶという作業を黙々と行っていると、依頼主のご主人が話好きのようで、僕達が作業を行っている間も横でずっと話しかけてくる。
60歳位だろうか、物腰が柔らかく話しやすかったので、僕も時より手を止めて話し込んだりした。
この豪邸をどのような経緯で購入したかを、こっちからは絶対聞けないような話を事細かに教えてくれた。
家は400㎡以上あるらしく、エレベーターやプールもあるようだ。
白金の一等地で400㎡以上もある物件は一体いくらくらいするのだろうか?
プールやエレベータ等の家の設備を維持をするだけで年間に数百万円というお金がかかるらしい。
近所の家も全て大豪邸で、ご主人によると著名な人達の家ばかりのようだ。
ここまでの話だと、ご主人がただ自慢しているように思えるかもしれないが、このご主人は決してそうではない。
ただ、人と楽しい会話がしたいのだ。少なくとも僕はそう感じた。
隅っこの方に冷蔵庫と洗濯機が置いてあった。
ご主人はそれらを指で差して、「いるなら持っていっていいよ。というか邪魔だから持っていってほしい」と言われ一瞬悩んだが、丁度事務所の冷蔵庫の買い替えを考えていたので、冷蔵庫は有難く貰って行く事にした。
ドラム式の洗濯機も魅力的だったが、大きすぎてこっちは持って行くのを諦めた。
いろんな話をたくさんして、最後の方は冗談を言い合うくらい仲良くなっていた。
とてもこのご主人が快適な生活を送っている様に思えたので、僕が「最高の人生ですね」と言うと、ご主人は「それがそうでもないんだよ」と、謙遜ではなく伏し目がちで呟いていたのが印象的だった。
裕福で家族もいて幸せなのは間違いなさそうだが、庶民の僕には分からない富裕層ならではの何かがあるのだろう。
最後に持ち帰り査定の流れを説明していると、「君達と話せてとても良かった。信用しているので査定額はいくらでもいいから」と言われ、この短い時間で信頼関係を作り出せた事が僕は嬉しかった。
勿論、通常通りに査定をしてその査定額を伝えると、とても喜んでくれて気持ちよく了承を貰えた。

様々な場所へ行き、多種多様な人達から買取りを行う。
今回の様な大豪邸から入るのを躊躇する程のゴミ屋敷等、例を挙げればキリがない程いろんな所へ行く。
そこではその人達の人生がほんの一部だが垣間見える事もある。
それら全てが貴重な経験であり、僕を成長させてくれる。
査定額に納得して貰えずに不成立になる事も稀にあるが、どの様な場所に行ってどの様な人達から買取りするにしても、一貫しているのは誠心誠意依頼人と接するという事だ。
関わる時間はほんの一瞬だが、お客様に少しでも満足してもらえるよう、これからも精進していきたいと思います。

本・コミック・DVD等の出張買取は是非シェアブックスをご利用下さい!

1
台風一過後の近所の多摩川河川敷
普段は芝生の広場だが、増水して川の水がすぐ近くまできていた。
空は怪しくも綺麗な夕焼けが広がっていた。
PCサイトを表示
電話 0120-316-314(フリーダイヤル)
電話受付:年中無休 [ 10:00 - 19:00 ]
通信中です...しばらくお待ち下さい