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シェアブックス スタッフが送るたわいもない日記
肌寒くなってきましたね。
今月は上旬に友人の結婚式を兼ねて九州へ帰郷し、東京に戻るやいなやスポーツ好きの熊本の友人(田中)が我が家に訪れ、サッカーアジア最終予選の日本対イラク戦を埼玉スタジアムで、次の日は巨人対広島戦を東京ドームで観戦し、その後は田中氏に便乗して東京観光を満喫してから、溜まりに溜まった仕事をこなすという中旬までかなりハードスケジュールでしたが、充実感のある日々を過ごしました。
特に埼玉スタジアムでのサッカー観戦は雰囲気が凄く、興奮の1日でした。テレビで見るのとは大違いです。スポーツはいいですね。心が晴れ晴れとします!

『遺品買取』

今月も終盤に差し掛かかった頃に女性弁護士さんから出張買取の依頼が来た。
話を聞いてみると、遺品整理を代理で頼まれたみたいで、どうやら深刻な理由があるようだが、身分を証明出来ない方以外は、どんな理由があろうと、僕らは出張買取に行くのみだ。
まず電話の段階で、本が500冊程ある事・状態は良い物もあれば悪い物もある事・その持ち主が作家さんだった事・4階だがエレベーターがなく階段しかない等を詳しく伝えてくれた。
指定された日時に買取に向かうと、綺麗で上品な女性弁護士さんが迎え入れてくれた。
挨拶もそこそこに、書斎へと向かう。本棚には専門書・写真集・ビジネス書等、多種多様の本がびっしりと並んでいる。
新しい本や珍しい本も多数あったが、タバコ臭がひどく、ほとんどの本がヤニ焼けしていた。
タバコ臭やヤニ焼けがある本は、商品価値が半分以下に落ちてしまう。したがって、当然査定額も下がってしまう。
持ち主が作家さんだけあって、希少価値の高い本が多かっただけに、勿体無く感じた。
勿論、売るつもりで本を集めているわけではないと思うので仕方ないが。。。
査定額は通常の半分にもいかなかった。。弁護士さんにそれを伝えると、一瞬戸惑いをみせたが、
本自体の価値は高いものの状態が悪すぎる事を説明すると、理解してくれて了承のサインをもらった。
さて、ここからが大変な搬出作業だ。4階にあるこの部屋から階段でせっせと運ぶ。
会社を出た時には肌寒ささえ感じたこの日の気温だったが、スタッフ2人とも汗を噴き出しながら搬出作業に奮闘し、無事に終了後、次の買取へと向かった。

本には人それぞれのいろんな想いがあると思う。本に対しての想いは当然僕にもあるので、いかなる本でもぞんざいに扱うような事は絶対せずに礼儀をもって丁重に取り扱っている。
買い取ってきた本は綺麗にクリーニングしてから販売し、次のオーナーの元へと渡る。
その本は新しいオーナーの愛を受け、そこで生涯を全うするか、また僕等の様な業者が買取りしては、次のオーナーへと渡る。
僕等の仕事はいわば中継地点だが、意義のある仕事だと僕は感じている。

商売なので勿論利益を上げる事が根底にありますが、そこだけを追求するのではなく、少しでも社会貢献出来ればと思っています。
という事で、本・DVD・CD・ゲーム等の出張買取と宅配買取は、是非シェアブックスをご利用下さい!

良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。】 by ルネ・デカルト

さいすた
埼玉スタジアム 日本対イラク
※今回、SEO対策の為、題名がこんな感じになっています。

【 マンチェスター・ユナイテッド 香川真司 】
この若者に日本だけではなく世界が熱狂している。
ファーストタッチ、見事なボールコント-ロル、視野が広く正確なパス、シンプルにボールを裁き、密集地帯の中でも常にスペースを見つけ出しては動き、俊敏な動きからの冷静なシュート、どれを取っても一級品である。
チームメイトや関係者は声を揃えて香川を『頭が良くて素早い選手』と評する。
このサッカーの聖地オールドトラフォードで日本人がスタンディングオベーションを受ける日がくるなんて、誰が予想できただろうか?
サッカー少年は皆、マンガの世界の主人公を自分に置き換え妄想したに違いない、その様なマンガの世界を香川はまさしく今、実現している。
この世界有数のビッグクラブ、赤い悪魔の中心に間違いなく香川がいる。
これは本当に凄い事だ。

初戦のエバートン戦から前線のメンバーに大幅な入れ替えがあったなか、香川だけは前節同様のトップ下でのスタメン起用。ここにファーガソンの香川への絶大な信頼が伺える。
前半35分、CKからのこぼれ球を押しこみプレミア初ゴールを決め、その後も香川らしいプレーで観客を魅了し、後半23分に交代するまで素晴らしいパフォーマンスを披露した。

ただ、課題が見えた試合でもあった。
得に試合序盤はボランチからの縦パスがなかなか入らず、香川のボールタッチ数が少なく感じた。
これはまだ香川のチームメイトからの信頼が低いことを表していると思う。
ファンペルシーとの連携もイマイチだったが、これは新加入同士なので、もう少し時間がかかるものと思われる。
それと、周りのビッグネームに遠慮しているのか、ドルトムント時代に見せていた、らしい仕掛けがまだ見られていない。
ジグナル・イドゥナ・パルクで受けたような愛を、ここオールドトラフォードでも受けられるかは香川次第だが、同様の、いや、それ以上の成功を収められると僕は信じている。


さて、本業です。
本屋のはしくれとして、いろんな所で取り上げられている電子書籍について僕なりの見解を。
世間では電子書籍の普及で本の販売が衰退すると騒がれていますが、今のところ買取・販売共に影響は全く無いですね。
僕には紙の本が無くなるとは考えられません。減少はしても、少なくとも僕が生きている間は紙の本が全く無くなるという事はないと思います。そう、僕等の世代、いわゆる紙の本で育ってきた世代がいる限りは。
ただ、今後電子書籍の普及が進んでいけば、今の子供達は電子書籍が当たり前になってくると思います。そうなってくると、紙の本もかなり減少してくるのではないでしょうか。
完全に紙から電子化に移行していきそうなのは、まずマンガとか一般小説等ですかね?専門書等はどうでしょうか?まだ10年、20年は紙のままではないでしょうか?だとすれば問題なく商売はやっていけます。
まあ、もし早い段階で紙媒体の大多数が電子化されたとしても、そこは柔軟に対応して、うちも電子媒体を取り組むまでですが。
本は今のところ影響を感じませんが、CDは年々売上が落ちてきています。
これはiTunes等でダウンロードする人が増えてきたせいでしょうか?
DVD・ブルーレイディスク・ゲームもダウンロードで購入している人もいると思いますが、今のところ影響は感じていません。
未来の事なんて誰にも分かりませんが、その時その時で冷静に状況を分析して、柔軟にやっていきたいと思います。
という事で、本・DVD・ブルーレイディスク・CD・ゲームの出張買取と宅配買取は是非シェアブックスをご利用下さい!

将来とは突然やってくるものではなく、過去の延長線上、今日の延長線上にある。
だから予兆は必ずある。予兆の段階から観察し、そこに働いているいろいろな力を見て、
結果的にどうなるかを見抜くのだ
】 by 大前研一

伊豆      南伊豆に行った時に

逗子
逗子に行った時に





森美術館でやっているアラブエクスプレス展に行って来ました。
悲しく、どこか暗い印象の作品が多かったですが、その中でも自分なりに感じるものがありました。
こういった作品は人それぞれ感じ方が違うと思いますが、僕には悲しみや絶望の中にもユーモアや希望を感じることが出来ました。
地理的には欧米よりも近いですが、普段の私生活ではほとんど触れ合うことがありません。
そんなアラブを美術品を通してですが、堪能できたのは本当に良かったです。
このアラブエクスプレス展、久しぶりに面白かったです。
遠方で見に行けない方の為に、出来るだけ詳細を記載します。

六本木ヒルズ
まずは六本木ヒルズ
入り口
アラブエクスプレス展入り口
1 
【ハリーム・アル・カリーム】
この作品は、アラブの民族衣装に身を包んだ女性が写されているように見えます。しかし、実はその衣装はアラブ的なものとして想像される架空のもので、実在しません。本作は「ハーレムの女性」という西洋美術史で繰り返し描かれてきたモチーフを援用するとともに、西洋中心主義に語られてきた歴史に懐疑のまなざしを向けています。そもそもモデルは本当に女性なのでしょうか。こちら側を覗き込むような人物の視線は、私達が先入観や思い込みで物事を見ていることを指摘するものなのかもしれません。
2 
【モアタッズ・ナスル】
多数の写真が壁一面に格子状に展示されていますが、タイトルが示すとおり、これらはすべてカイロで撮影されたものです。街角に垣間見える生活の営み、伝統と現代が交じり合う店先、路上で交流する人々などの被写体が、まるで路上を歩いているような臨場感とともに構成される本作からは、現代エジプト社会の多様な相貌を感じ取ることができます。落書きや鮮やかな色のお菓子、ぬいぐるみが写されたものもあり、カイロの日常におけるポップな一面を見ることができます。エジプトの代表的なパンであるエイシが窓の鉄格子に並べられた写真や、梱包材のようなものが束ねられいくつも重なって路上に置かれた写真もあり、作家の支店にはユーモアも感じられます。
3 
【アマール・ケナーウィ】
これは2009年末に作家がカイロで行ったパフォーマンスの記録映像です。十数人の人々が羊のように四つん這いで群れをなして街を歩いています。羊飼いの役を務めるのはケナーウィ本人です。エジプトでは貧富の差が激しく羊飼いのような身分の低い人は貧しい暮らしを強いられていることを考えると、このパフォーマンスは政治的な抗議活動のようにも解釈できます。ケナーウィはこのパフォーマンスが原因で逮捕されてしまいますが、その約1年後にはカイロ市内で民主化運動が始まります。本作は硬直化した社会と権力の理不尽さを描き、その後の社会変革の予兆を示していたのかもしれません。
4 
【リーム・アル・ガイス】
5 
『私の父が建てた家(昔むかし)』 【サーディク・クワイシュ・アル・フラージー】
7

6 
【ジャアファル・ハーリディ】
8

9 
『ブラック・ファウンテン』 【マハ・ムスタファ】
目の前には黒々とした液体が飛び散る噴水が見えます。黒い水が汚染された水、地中から湧き出る原油などを連想させるでしょう。1991年の湾岸戦争時、クゥエートの油田地帯が爆破され、燃え上がる炎と煙が近隣諸国に「黒い雨」を降らせました。作家はイラクをこれを実際に浴びるという衝撃的な体験をしたのです。原油は国に富をもたらすと同時に紛争の種でもあり、自然をさいなみ人々の生活を脅かす存在ともなります。「黒い雨」は、戦争、エネルギー問題、自然のメカニズム、原油をめぐる国際情勢など、様々な要因が凝縮した現象といえるでしょう。絶え間なく湧き出る黒い水は、これら諸問題がいまだ継続していることを暗示するかのようです。
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『マグネティズム』 【アハマド・マーテル】
この白黒写真は作品は、ブロック状の磁石とそれに引きつけられる無数の鉄粉が被写体ですが、世界中のイスラム教徒が一生に一度は訪れるべきメッカのカアバ神殿への巡礼風景をも思起させます。一見してそれとわかる表現方法は広告写真のようですが、求心力の強い宗教的シンボルと、鉄粉を吸い付ける磁石とを同一の構造をもつものとして示し、科学と宗教の類似点を提示しているようです。そこにはイスラム教徒であり、医者とアーティストを兼務する作家の独自の視点が感じられます。科学が発達した時代においても、我々は科学では説明できない何かを信じていますが、本作はそんな人類の本質を暗示しているのかもしれません。
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『グラディエーター』 【ミーラ・フレイズ】
この作品では舞台の幕前にいる女性の顔が仮面で覆われています。タイトルには映画名や歌手名がが付けられていますが、この少し奇妙な形の仮面は外界から身を守る盾、あるいは形を変えたヴェールなのでしょう。ヴェールは近代化の過程で女性抑圧の象徴となり、ゆえに解放運動の武器と言われることもありましたが、作家はそれをまとう週間に必ずしも否定的なのではありません。ある種の役割を強いられ、演じることを余儀なくされる社会環境に辟易としつつも、不自由さを克服する術を探しているのでしょう。「私たちは宗教ではなく人々によって作られる『役者』なのです」とフレイズは語ります。女性がより能動的に自分らしく生きることへの希求が、作品から読み取れます。
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【ターレク・アル・グセイン】
19 
【シャリーフ・ワーキド】
この作品では、銃を前にした男が延々と語り続けます。一見して、作戦遂行直前の自爆テロ犯による証言記録のようです。しかし実際は、語り手は有名なパレスチナ人俳優であり、犯行声明と思しきものは古典文学『干支一夜物語』で、これを延々と読み上げているだけです。私達にも馴染みのあるこの物語が、この作品ではまったく異なる響きを持って我々に迫ってきます。イスラムへの理不尽な慈怖心を世界中に植えつけたテロリズムと、イスラムの誇る伝統文学を組み合わせることにより、我々が陥りがちな物事の近視眼的な解釈や短絡的な先入観を、皮肉と滑稽さを交えて批判しているのです。
20 
【アーデル・アービディーン】
21 
【アクラム・ザアタリ】
22 
『道』 【アブドゥルナーセル・ガーレム】
この作品は1982年にサウジアラビア南西部にある山間の村で起きた、災害の犠牲者へのオマージュです。その日、豪雨による洪水発生の危機から、村人たちは完成して間もない橋の上に避難しました。しかし頑丈と思われたコンクリートの橋は無残にも村人もろとも鉄砲水に押し流されてしまいます。2003年、長年放置されたままの現場を見たガーレムは、報道もされず封印されていたこの惨事を掘り起こすべく、橋の残骸に「道」というアラビア文学を無数に書きつけるパフォーマンスを行い、映像作品としました。この惨事の傷跡を記録することにより、犠牲者にとって、また私達にとって「正しい道」とはどのようなものかと、ガーレムは正解の見えない戦いを私達に投げかけています。
23 
【ハリーム・アル・カリーム】
輪郭がぼやけた女性の顔が映し出されています。口をテープで塞がれていますが、眼だけは鮮明に表現されています。女性の見返すような視線は、言論の弾圧によって人間性が虐げられていたかつてのイラクの状況を、目を背けることなく直視しようとする人間の意志の表れでもあります。真実を見据えようとする女性のこのまなざしは、暴力や弾圧、権力に対する、寡黙ではあるが徹底的な抵抗といえるでしょう。彼の作品には、サッダーム・フセインの政権を逃れ、三年間イラク南部の砂漠の洞窟に身を隠していたという自身の体験や、兄が政治的な作品を公開したことによって刑務所に週間されるといった出来事が深く根ざしています。
24  
森タワー53階から

沈黙という木には、平和という実がなる』 by アラブのことわざ

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